寺町の風

大切な日は“ゴロ合わせ”でインプット〈寺町の風〉

こんばんは、寺町編集室の原田です。

今年も早いもので、東京の街はどこもクリスマスムードで華やかになりました。

先日、女性雑貨で有名なフェリシモ(株)の一部門、オシャレな仏教グッズを開発・販売している“おてらぶ”様を取材させていただいたのですが、今の時期は花びらの舞う“お釈迦さまのスノードーム”が人気とのことでした。

いつものクリスマスに、さりげなくこうした仏教アイテムを添えてみるのも、また新鮮かも知れませんね。

さて12月8日は、大愚和尚が以前「ぜひ覚えて欲しい3つの日」と言われた1つ“仏教誕生の日”でした。それはつまり、お釈迦さまが悟りを開いた日でもあります。

しかし毎年いろいろな記念日があり、ぼくもつい忘れがちになってしまいます。そこで、むかし日本史で“鳴くよ(794)ウグイス平安京”と覚えた様に、3つの語呂合わせワードを考えてみました。

①お釈迦さまが悟りを開いた日 12/8 (成道会:じょうどうえ)

『いにしえにハッ!(と悟ったブッダ)』

いに(12)しえにハッ!(8)・・で12月8日

②お釈迦さまがお亡くなりになった日 2/15(涅槃会:ねはんえ)

『浄土に行こう(とされたブッダ)』

浄土に(2)行こ(15)う・・で2月15日

③お釈迦さまの誕生日 4/8(降誕会:ごうたんえ)

『世界の視野ひろがる!』

視野(48)ひろがる・・で4月8日

そして、もう一つ。福厳寺の誕生は1476年なのですが

『いよいよ(住職に)なろう!』

いよいよ(14)なろ(76)う・・で1476年

このゴロ合わせがピタリとハマりました。すべては勝手に考えたものではありますが、良ろしければお役立てください。

それにしても福厳寺の誕生は、500年以上も前の室町時代。まだ応仁の乱が続いていた、歴史の授業で教わる様な大昔です。

ちょうど先週に行われた“あきば大祭”は、生半可な覚悟では開催できない儀式でしたが、それも毎年500回以上。

江戸に幕府が開かれ、明治維新が起こり・・馬は自動車や飛行機となり、明りは火から電気となり、世界が激変してきた間もずっと。いったい累計で何人の方が、火渡りに臨まれたのでしょうか。

あまりに途方もなく、想像力の限界を超えてしまう歴史ですが、この先も福厳寺に集う皆さまとともに、ぼくも歩み続けていきたい想いです。

ABOUT ME
原田ゆきひろ
寺町新聞の執筆・取材を担当。Yahoo!ニュース歴史・文化ライターとしての顔も合わせ持つ。小学生の秘密基地から南米のアマゾン川まで、どこへでも探訪。そこにある興味や発見、人の想い。それらを分かりやすい表現で、書き綴るのがモットー。趣味は環境音や、世界中の音楽データを集めて聴くこと。鬼滅の刃とドラゴンボールZが大好き。 ※写真は歴史衣装・体験中の筆者
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