2024年1月から、佛心僧学院5期の受付がスタートしています。佛心僧学院とは、週に1回の講義動画と、月に1回のライブ配信で、大愚和尚から仏教の「本質」が学べるオンライン講座です。
すでに受講された方も多いと思いますが、7カ月間にわたる講座では、いったいどのようなことが学べるのでしょうか。ここで改めてご紹介します。
苦しみを手放して明るく生きるために
仏教は人育ての歴史です。お釈迦さまの教えが現代まで受け継がれてきたのは、教えを体現する人たちが育ってきたからです。
大愚和尚が佛心宗を立ちあげたのは2019年のこと。そして、翌年の7月に、佛心僧学院が開講されました。
当初は、佛心僧の育成を目的に構想されたという佛心僧学院。ただ、仏教の学びが必要なのは、お坊さんだけに限りません。もっと多くの人に学んで欲しい…という大愚和尚の思いから、一般の人へと門戸が広がりました。
佛心僧学院の学びは、「歴史佛心学」「経典佛心学」「体系佛心学」「実践佛心学」の4つのカリキュラムから構成されています。
仏教だけでなく、歴史や社会の仕組みについて広く学べるという特徴があり、特に歴史佛心学は、宇宙の誕生にまで遡って学ぶなど、他の仏教講座とは一線を画しています。
「歴史を知ることは、自分と世界を正しく知るために必要不可欠なことです」と大愚和尚は語ります。そうした学びを身につけることで、コロナパンデミックや円安、グローバル化、そして戦争など、現代に起こるさまざまな事象の原因や、その背景が見えてくるといいます。
お釈迦さまの教えとは、「苦しみを手放して明るく生きていく」ことです。
どんなにたくさんの経典を読んで仏教を学んでも、人生が苦しいままなら意味がありません。お釈迦さまの教えを実生活に生かし、苦しみを手放すためには、自分と世界を「正しく知る」、まずはそこから始める必要があるのです。
対象者は「すべての大人」
これまで佛心僧学院で学んだ受講生の年齢層は幅が広く、最年少は19歳、最年長では83歳の方がおられます。
「学びたいと思ったら、何歳からでも学ぶことができるのがこの学院です」と語る大愚和尚。さらに、学ぶべき人は「すべての大人」だといいます。佛心僧学院での学びは、これからの時代をしたたかに生きていくために不可欠な、大人（リーダー）の教養だからです。
「講義の内容が難しいのでは」と心配に思われる方がいるかもしれません。でも、大切なのは、理解ではなく「気づき」です。
佛心僧学院の講義は、理解度にかかわらず、誰でも「気づきを深める力」が身につくよう設計されています。もし1期だけでは学びきれなかったと感じる場合は、佛心会員であれば、永続的に何度でも動画を視聴することができ、繰り返し学ぶことができます。
受講生からの手紙
福厳寺には、佛心僧学院の受講生から毎日のように手紙が届くといいます。なかには「受講後、かえって頭のなかが混乱してしまった」という声もあるようです。
しかし大愚和尚は、「それは自然なこと」といいます。2600年もの歴史ある仏教の教えを、一朝一夕にわかろうとする必要はないからです。
それよりも、何度も繰り返し、動画を見返すなどして学びを続けることが大切。そうすることで、直後にはわからなかったことが、だんだん理解できるようになります。
何気なくニュースを見ていて、「そうか、大愚和尚が言っていたことはこのことか」と、佛心僧学院の学びと世界がつながったと感じることがあります。今までより少し視野が広がったことを実感できる瞬間です。それは大きな喜びであり、自信にもつながることでしょう。
「世の中の流れがわかり、周囲にまどわされなくなった」「ものごとに一喜一憂しなくなった」。佛心僧学院の学びを通じ、そんな経験をひとりでも多くの方に体得していただきたいと思います。
それはきっと、自分のなかのさまざまな問題を、克服するカギになることでしょう。
編集後記
佛心僧学院の卒業生から、「善友ができました」という声がよく聞かれます。
佛心僧学院の学びをきっかけにして生まれた仲間のつながりは、受講後、より強固なものとなり、受講生同士の励みや支えになっているようです。
大愚和尚がさまざまな角度から仏教の教えを解き明かす、30週にわたる渾身の講義。募集人数に達した場合は、期日前に打ち切られることもあります。お申し込みはお早めにいただければと思います。
不安定な世界を生きる指針とするために、佛心僧学院に関心をお持ちの方は、この機会に扉をたたいてみてはいかがでしょうか。
佛心僧学院はこのような方におすすめします。
・仏教に興味がある方
・後悔しない人生を歩みたい方
・人生に行き詰まりを感じている方
・人生の転換期を迎えている方
・今抱えている悩みや苦しみを手放したい方
・不安定な世の中を堂々と生きたい方
・人や社会に貢献して生きたいと思っている方
募集締め切りは、2024年3月31日（日）までです。
※定員に達した場合は、事前の予告なしに申し込み受付を終了することがありますのでご了承ください。
