寺町ニュース

福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.3〜繋がるご縁〜

この記事では、福厳寺オリジナル数珠制作の過程や、制作にまつわるエピソード、プロジェクトメンバーの気づきなどを計6回に渡りご紹介していきます。

【前回までのあらすじ】
「善友との『絆の証』がほしい」という思いから始まったお数珠制作プロジェクト。打ち合わせがスタートしたその頃、福厳寺の『花まつり』にて、アンケートで皆様のお声をお聞かせ頂ける機会が到来します。

そして、迎えた花まつり当日。たくさんの出逢いがあり、皆様からの声援に、やる気と元気まで貰った私達は、更にパワーアップして次のステップへと駆け出しました。

福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.1〜善友への想い〜
福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.2〜花まつりで咲いた善友の笑顔〜

皆さまからのお声をもとに、私たちはどんなお数珠に辿り着くのか。大切な数珠制作店探しと初打ち合わせに至るまでの道のりとは。ぜひ最後までご覧ください。

花まつりで集まった善友の声

花まつりでのアンケートの結果は、【天然石と木をミックスしたお数珠】や、【木のみのお数珠】に多くの票が集まりました。

そして多くの方から「素敵」「あったら嬉しい」とのお声を頂戴したのが、「佛心宗(初転法輪)のマーク」を入れることでした。

それぞれの人生の中でご縁があり、福厳寺に集まったたくさんの方々。そんな皆さんの福厳寺への想いが伝わってくる結果に、私たちはさらにお数珠への想いを強くします。

離れていても深まる絆

Facebookで実施したアンケート

勢いにのった私たちは、続いて遠方や海外にお住まいの方のお声も頂戴すべく、佛心僧学院のFacebookを通じてアンケートを実施。

花まつりとFacebookでのアンケートを合わせ、ご協力頂いた方は、70名を超えました。

その後、幾度も話し合いを重ね、私たちはお数珠のデザインを「木と天然石のミックス」に決定

アンケートを通じて、私たちは改めて善友の素晴らしさ、有難さを感じました。皆様には、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

「仏性の合わせ技」で乗り越える

そして、アンケートと並行して行ったのが、数珠制作を実施してもらう協力店探しです。私たちは、多くの皆さんの思いに共感し、寄り添ってくださるお店を探し始めました。

しかし私たちは、お数珠・ブレスレット・天然石、どれについても全く知識がありません。

まったくの手探り状態でしたが、3名の「仏性の合わせ技」を繰り出しながら、知恵をフル活用し、あまたあるお数珠店の中から、京都の数店舗を候補に挙げることができました。

さて、いよいよ私たちの想いを形にする時が訪れました。協力店との打ち合わせの開始です。

打ち合わせの様子は、次回の記事でご紹介します。どうぞお楽しみに。

編集後記

「お陰さま」。これは、大愚和尚の日めくりカレンダーに載っていた言葉です。

「自立」したつもりで「孤立」してはいないか。人は一人では生きられない。誰もが誰かのお陰で生きている。そのことを知って、木の木陰にさえ感謝する生き方。それが「お陰さま」

私は、いつも誰かの助けを借りながら生かされているのだと感じています。正直をいうと、この記事を書くのも、不慣れな私は全く要領を得ませんでした。

寺町新聞の仲間にひとつずつ教えてもらい、なんとか進めました。そして今は、インターネットにもたくさんの情報があります。一度も会ったことのない方がアップされた情報にも、本当に助けられたのです。

この先のお数珠プロジェクトも、たくさんの「お陰さま」のもとに進んでいきます。

「ありがとう」

感謝の気持ちを大切に、私もいつか誰かにとっての「お陰さま」になれたらいいな、という願いのもと、これからも歩み続けます。

次回の記事へ→福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.4〜数珠で広がる協力の輪〜 

佐田真理

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