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不安な時代の新年に、心を整えるということ(第61話)

2026 1/27
連載記事 逆境のエンジェル
2026年1月26日2026年1月27日

➤逆境のエンジェルとは

 アメリカで暮らす筆者が、いじめ、身体障がい、音楽への情熱、異文化での生活、人種差別、仏教との出会いを通じて成長していく物語。個人的な体験を超え、社会の不平等や共生の課題にも鋭く斬り込み、逆境のなかで希望を見出す力を描きます。

➤前回のあらすじ

 久しぶりに帰省した日本。海外にいるから気づく日本のよさについて、語っています。(第60話『海外在住25年、帰省して気づいた日本文化と仏教の教え』)はこちらからご覧ください。

目次

2026年のはじまりに、そっと足元を見る

静かな年越しの夜に

 2026年の北カリフォルニアの年明けは、雨で、大晦日に打ち上がる花火もなく、静かな夜でした。

 大晦日は仕事で、家に帰った頃には、正直かなり疲れていました。

 少し横になるだけのつもりが、そのまま眠ってしまったようで、目を覚ましたら、年明けまであと30分という時間でした。

 年越しそばも食べていないな、と思いながら、隣では、私が起きるのを待ちきれなかった夫が、すでに寝息を立てていました。

 その寝息を聞きながら、昨年のことを、ぽつぽつと思い返していました。

振り返ると、張りつめていた一年

 この連載で書いてきたこと。

 ワールドツアーで、大愚和尚が2度アメリカに来られたこと。
 仕事場の同僚や夫、友人との会話、そこから得た気づき。
 老いゆく母の変化や、私自身の体調の変化。

 そして、緊張状態が続く世界情勢。

 振り返ってみると、気を張って過ごしてきた一年だったような気がします。

 年が変わったからといって、急に何かが変わるわけではなく、カレンダーが1枚めくられるだけ。
それでも、新しい年のはじまりには、少し空気が違う感じがあります。

 2026年も、そんなふうに始まりました。

ニュースに触れて、疲れてしまう心

 新年の清々しい空気を感じながら、スマホでニュースを開くと、世界の不安定さや、日本社会の問題が、淡々と流れてきます。

 事故や災害、対立や分断。

 どれも、前から続いている話なのに、続けて目にすると、気持ちが重くなります。

 「今年はよい年になりますように」。そう願いたい気持ちはあります。でも、なんとなくその言葉が、上滑りしてしまうような感覚もありました。

 世界では、いまだ緊張した状態が続いている地域があります。

 日本でも、物価やエネルギー、人口、支える側の疲れなど、簡単には解決しない問題が積み重なっています。

 私は、災害の当事者でも、事故の当事者でもありません。それでも、ニュースを見ているだけで疲れてしまったり、理由がはっきりしないまま、ため息が出る日があります。

 以前は、そんな自分に、「気にしすぎかな」「もっと前向きにならないと」と思うことが多くありました。

 でも、この数年、そしてこの連載を書きながら、「そう感じるのも、無理はないのかもしれない」と思うようになりました。

足元を照らす小さな灯り

 不安な情報が多ければ、心が疲れるのは自然なことです。それは弱さというより、ちゃんと感じている、ということなのかもしれません。

 仏教に「自灯明(じとうみょう)」という言葉があります。「自分を照らす灯りを、自分のなかに持ちなさい」という教えです。

 世界が落ち着かないとき、誰かが答えを出してくれるのを待っていると、かえって不安が増えることがあります。

 そんなとき、
「今日は、どこまでなら大丈夫かな」
「いまの自分は、少し疲れていないかな」
そうやって足元を確かめることが、意外と助けになります。

 もうひとつ、「諸行無常」という言葉があります。すべては変わり続ける、という意味です。

 いま感じている不安や息苦しさも、このまま同じ形で続くわけではありません。だからといって、「そのうちよくなるから」と、我慢し続ける必要もないのだと思います。

 変わっていくからこそ、いまの自分の状態に、ちゃんと気づいていたい。最近は、そう思うようになりました。

今年、私が整えたいこと

 よく見ると、派手ではないけれど、あたたかい場面は、日常のなかにたくさんあります。

 誰かを気づかう「どうぞ」「ありがとう」「私がやります」という一言。

 今日も、特別なことはなくても、働いている人たちの姿。毎朝のように、家の前を通っていく七面鳥の群。

「希望」と呼ぶには、少し大げさかもしれません。でも、確かに続いているものがあるように感じます。

 2026年は、何かを大きく変えなければならない年、というより、立ち止まりながら、整えながら進んでいく年なのかもしれません。

 急がなくてもいい。ただ、足元に小さな灯りを、灯し続けられるように。

 私が今年、整えたい一番のこと。それは、口から出る言葉です。

 書く言葉は、読み返して、書き直すことができます。でも、口から出る言葉は、そうはいきません。

 ふとした一言が、誰かを傷つけたり、自分自身を追い込んでしまうこともあります。だから今年は、口から出る言葉に、もう少し意識を向けていきたいと思っています。

 仏教でいうところの「愛語」です。

 今年もまた、そんなことを心に留めながら、一歩ずつ歩いていけたらと思っています。

次回の投稿は2月23日(月)です。

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(感想、メッセージは下のコメント欄から。みなさまからの書き込みが、作者エンジェル恵津子さんのエネルギーとなります。よろしくお願いします。by寺町新聞編集室)

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この記事を書いた人

エンジェル 恵津子のアバター エンジェル 恵津子

東京都出身。音大卒業後イギリスに渡り、現在はアメリカのカリフォルニア州立病院で音楽療法士として勤務。和太鼓を用いたセラピーは職員、患者共に好評。厳しい環境下で自分に何ができるのか模索しながら、慈悲深く知恵のある人を目指して邁進中。
歌、折り紙、スヌーピーとスイーツが大好き。

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