チャンネル登録者数50万人突破記念シリーズ第六弾。
「YouTubeの収益はどのように使っていますか?」ーーシリーズ最後となる今回は、気になる「大愚和尚とYouTube収益」について伺いました。
また番外編「ハプニング!土砂降りの福厳寺」もご紹介します。筆者が遭遇した土砂降りの福厳寺は、大変なことに……!
●今こそ聴きたい!大愚和尚の一問一答
・vol.1「なぜ『処方箋』なのですか?」
・vol.2「大愚和尚はYouTubeをどのように活用されていますか?」
・vol.3「どんなスタッフとともに『一問一答』を作りたいですか?」
・vol.4 撮影現場に密着~心の『処方箋』ができるまで~
・vol.5「記憶に残る『一問一答』を教えてください」
収益は受け取っています!しかし……
Q:YouTubeは広告収入を得られますが、収益はどのように使われていますか?
YouTubeで得られる収益の話になると、「ボランティアではないの?」とよくご質問をいただきます。おそらく多くの方は、無償での活動=ボランティアというイメージを持たれているからだと思いますが、本来は「自ら進んで、喜んで行う」という意味です。従って、私もYouTubeの収益は受け取っています。
ただし、私個人として収益を受け取ってはいません。詳しく言うと、収益はナーランダ出版に振り込まれていますから、収益のことについては廣瀬社長に聴いてくださいね(笑い)。
付言すると、チャンネル登録者数が10万人を超えるとYouTubu社から盾が送られてくるのですが、ナーランダ出版に届いた時も、私には報告がなかったくらいです。(爆笑)ある日ナーランダ出版のオフィスを訪れると、見慣れない盾が置いてあるので、「届いたの?」と尋ねました。
私は、銀の盾だろうが金の盾だろうが、称号を受け取ることを嬉しいとは思わないので気にしていません。しかし、まだ1度もYouTubeのインセンティブを受け取ったことはないので、いつ受け取れるのかを楽しみにしています。
道具と人は惜しまない
早速、ナーランダ出版・廣瀬社長に収益の使い道を尋ねてみると、「道具と人に費やしています」とのこと。大愚和尚が広く世界に知れ渡るきっかけとなった「一問一答」に磨きをかけるため、主に撮影機材や、動画に携わる人材の配置に力を注いでいるとの回答でした。
というのも、大愚和尚は「良き物を作りたければ、道具と人は惜しまないように」と教えてくださったからだそう。大愚和尚がいかに「物や人」に重きを置いているかが伝わってくるエピソードですね。
「一問一答」は、動画としてのクオリティも日々進化しています。ぜひ皆さんも、大愚和尚のお話の内容とともに「動画の変化」も楽しんでみてください。
【番外編】ハプニング!土砂降りの福厳寺
この日取材を進めていると、福厳寺の屋根を打つ雨音がじわじわと大きくなっていきました。
そして、ちょうど動画撮影が終了した時のことです。廊下の方からザザザーという大きな音が響きます。慌てて廊下に出てみると・・・
今回、偶然にも突然の雨漏りに遭遇しましたが、大愚和尚は「これが福厳寺の現実です。よくあることです」と、落ち着いた様子で答えられていました。
寺院は、伝統的な建築様式のため修繕補修に多大な金額を必要とします。福厳寺も、これから何十年、何百年と現在の状態を維持し続けるのは、非常に大変なことなのだと実感しました。
取材を終えて
これまで6回にわたり「今こそ聴きたい!大愚和尚の一問一答」として取材させていただきました。これらを通して、私はYouTubeにまつわる大愚和尚のお考え、物事の捉え方、人への想いなどを深く感じ取ることができました。
大愚和尚はYouTubeで拝見するより柔和な方で、筆者も思わず笑ってしまう小話を挟みながら、どんな質問にもしっかりと向き合ってくださいました。
それにしても、土砂降りのハプニングには驚きましたね。ただ、そこで触れた大愚和尚とお弟子さんたちとの日々の空気感や福厳寺の現状は、単なる裏側の取材だけでは知りえないリアルな世界。大変貴重な瞬間に立ち会わせていただいたと感じています。
大愚和尚から直接お話が聴ける「大愚道場」は毎月開催されています。また、福厳寺の行事も季節ごとに開催されています。ぜひ視聴者の皆さんにも、YouTubeの世界を飛び越えて、生の大愚和尚と接し、空気感を肌で感じていただけたらと思います。
さいごに、大愚和尚はじめ福厳寺の皆様、長きにわたって取材にご協力をいただきまして、誠にありがとうございました。
桐嶋つづる