大愚和尚

vol.4 撮影現場に密着~心の『処方箋』ができるまで~今こそ聴きたい!大愚和尚の一問一答

チャンネル登録者数50万人突破記念シリーズ第四弾。

「撮影現場に密着!心の『処方箋』ができるまで」ーー今回は撮影現場に潜入し、「心の処方箋」ができるまでの一部始終をのぞかせていただきました。

●今こそ聴きたい!大愚和尚の一問一答
  ・vol.1「なぜ『処方箋』なのですか?」
  ・vol.2「大愚和尚はYouTubeをどのように活用されていますか?」
  ・vol.3「どんなスタッフとともに『一問一答』を作りたいですか?」

2000通超のお便りが寄せられて

現在、大愚和尚の元には2000通超のメールやお手紙が寄せられており、その数は日に日に増えています。

お便りを寄せたのは、下は小学生から上は80歳超までと幅広く、国籍も北米やヨーロッパ、アジア地域などさまざまです。男性では20〜30代、女性では40〜50代が比較的多くなっています。

撮影直前、大愚和尚に相談内容を提示する廣瀬社長(右)

これについて、大愚和尚と企画・運営を行っているナーランダ出版・廣瀬社長は、「男性はチャレンジ意欲が最も高い20代、女性は仕事や子育てがひと段落し再スタートを迎えた40代の方からのお声が増えている」と予想。

また外国からのお便りの増加に触れ、「これまでも多言語の字幕は付与してきましたが、より深く本質を感じられるように『大愚和尚が英語で話す一問一答』の制作にも取り掛かっています。」と新たな試みについても教えてくださいました。

「欠かせないYouTubeチャンネル」への進化

2016年に本格始動した頃の「一問一答」は、チャンネル登録者数はまだ1万人程度でした。しかし、この約6年で50万人に増加。配信動画数は900本近くにのぼります。

「一問一答」を筆頭に、時事ネタや修行僧からの質問などライトな内容を扱う「ともしび説法」や多くの方に共通するお悩みを扱う「Request TAIGU」が途中から加わり、現在はこれらコンテンツの3本柱で構成されています。

「大愚和尚の一問一答」を、時にはライトに、時には普遍的なお悩みを再度取り上げてと緩急をつけた番組構成としたことで、毎日視聴をする方でも飽きずに学べる「欠かせないYouTubeチャンネル」へと進化を遂げました。

僧にあらず、俗にあらず

さて、現場に到着すると、作務衣(さむい)を着た僧侶がてきぱきと準備をされていました。というのも、「一問一答」の制作スタッフはみな僧侶です。

大愚和尚との打ち合わせ、撮影、スケジュール調整、撮影場所や衣装の選定、撮影後の編集作業、その他こまごまとした現場作業も、全て僧侶が手分けをして行っています。

佛心宗には「慈悲心・知恵・仏性の3つの芽を守り育てる」という教えがあります。この中の「仏性(ぶっしょう)」とは、生まれ持った感性、つまり得意なこと。例えば、動画編集が得意な人は、動画クリエイターとしての芽を守り育てよというものです。

常々、大愚和尚は自らを「僧にあらず、俗にあらずを体現する異色の僧侶」と表現され、自らも経営者としての一面もお持ちですが、その精神は福厳寺の僧侶全員にしっかりと行き渡っていました。

細部まで手を抜かない心で

「一問一答」は原稿を一切用意していません。本番前に、寄せられたお悩みについて短時間の打ち合わせをするのみ。リハーサルもなしで本番に臨みます。

スタッフいわく「お話の完成度が高いので、ほぼ編集の必要がありません」とのこと。お話が堪能であることはさることながら、「お釈迦様の教え=真理」が体の中に浸透している大愚和尚だからこそなせる業です。

(※大愚和尚のインプットについて知りたい方は、vol.2「大愚和尚はYouTubeをどのように活用されていますか?」もぜひご覧ください。)

そして撮影終了後、今度はスタッフが「動画のタイトル」や「サムネイル画像」を練りに練ります。大愚和尚の真意が確実に伝わり、視聴者の皆さまが思わず手を伸ばしたくなるベスト1を選ぶべく、毎日19時に配信するぎりぎりまで、何度も何度も検討を重ねます。

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「ともしび説法」は、親しみやすいイメージで

こうして大愚和尚とスタッフが細部まで心を尽くすことで、動画は「心の処方箋」として確実に皆さんの元へ届いていたのですね。

スタッフ「洞厳大勇(とうげんだいゆう)さん」の声

福厳寺には、「若獅子道場」という若者から世界に通用するスペシャリストを輩出するプロジェクトがあります。

大勇さんは、このプロジェクトを足がかりに、大学卒業後に修行に入ったビデオグラファーを志す僧侶です。

大勇さんは、「制作に携わるようになり、自らの暮らしが変わった」と話します。

「ささいなことですが、宅配業者の方にたくさん荷物を出す時、作業がしやすいようにとバーコードの向きをそろえて出すようになりました」ーー気づけば「人のためにできることはないか」という思いを元に動く自分がそこにいました。

さらに毎日の撮影を通して「一問一答」に触れることで、知恵と行動がどんどんつながり、「お釈迦様の教えが体にしみ込んでいくような感覚を覚える」そう。

最後に今後の目標を尋ねると、大愚和尚の元で、企業のトップ人が道に迷った時の指針となる「人が幸せになる経営」の発信のお手伝いをしたいとのこと。

大勇さんは終始にこやかに悠然と、自らの思いを語ってくださいました。

取材を終えて

撮影現場では、スタッフのテキパキとした動きに目を見張りました。僧侶として活動されている時と同じで、動きに無駄がなく、その場その場に合わせて臨機応変に対応をされていたからです。

「ここでスタッフとして過ごした経験があれば、どこでも通用します」

廣瀬社長がこう太鼓判を押すのも、大いに納得のひと時でした。

撮影後は、スタッフ全員でお釈迦様に一礼です。

背景、衣装、音楽、サムネイル画像、タイトルすべてにスタッフさんの思いが込められています。ご視聴の皆さんには、ぜひスタッフさんの仕事にも思いをはせつつ、それぞれの感性で、それぞれの受け取り方で楽しんでいただけたらと思います。

「一問一答」は、視聴者の皆さんとスタッフと大愚和尚の三者の手によって、より深く楽しめる骨太なYouTube番組に育っていくに違いがありません。「大愚和尚の一問一答」の新たな展開が楽しみです! 
                  

 桐嶋つづる