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心を乱されることが少なくなったと感じます〈内弟子道場インタビュー〉

 佛心宗福厳寺内弟子道場生に、内弟子道場入門のきっかけや、これまで10ヶ月の修行生活の中で、身体と感情がどのように変化したかについて、現時点での所感をインタビューしました。

Q:内弟子道場に入ろうと思ったキッカケは?

 一番最初は、住職のYouTubeを見たことがきっかけだったのですが、その後佛心僧学院を受講して、授戒会を受けて、内弟子道場に入りました。私は何か一つのことに没頭すると、とことん入り込むタイプだったのもありますが、一度自分の人生の区切りとして、今までと全然違うことにチャレンジしてみようと思っていたことも大きいと思います。

 大愚和尚の一問一答に行き当たった理由は、いろいろな人間関係がうまくいかず、楽しい時もあったんですが、疲れたり、長続きせず、そのことで悩んでいた時期だったんです。そんな自分を変えたいと思っていたタイミングで、一問一答に出会って、自分に合う動画をあさって見ていました。いろいろな、悩みや相談に対して、これほどまでに明確に答えている人は、今まで見たことがなくて、そんな時に佛心僧学院のお知らせがあったので、仏教を学んでみようと思い受講しました。

 その頃は会社に行ってもあまり面白くなかったですし、ある程度収入も得ていましたが、ほしいものを買っても、どこかむなしくて、満足感がなかったです。これから生きていく上で、このままの人生を続けるよりも、内弟子道場で2年の修行をした方が、その後の人生が楽しくなる予感がしていました。

Q:実際に入門してどうでしたか?

 最初のうちは、何もわからずいろいろと、注意やお叱りを受けることも多く、生活に慣れることがつらかったですね。実際3、4日目には帰りたくなっていましたし。でも、同期の方や、先輩に支えられてなんとかやってこれたと思います。

Q:10ヶ月経って何か心境の変化はありますか?

 浮き沈みの激しい性格で、落ち込んでいる時はなかなか上がって来れなかったのですが、今は落ち込んでも引きずることが少なくなったように思います。

 私の場合は、人間よりも、動物や植物たちの命に意識があって、畑の作物が育つ様子や、ヤギや豚の世話を通じて動物たちの気持ちがわかるようになってきたような気がします。

今までだと、時間があればネットを見て心を乱されながら過ごしていましたが、今はお経を覚えたり、作務をしたり、料理を作ったり、集中して取り組むことが多いので、心を乱されることは少なくなってきていると感じます。あと姿勢も良くなりました。

Q:今後入門を考えている人へ何かメッセージを

 自分と同じ思いを持っている人であれば、ぜひ来ていただきたいです。頭で考えて迷っているだけでは、何も変わらないので、勇気を持って行動して、その後のことは自分がそうだったように何とかなりますので、勇気をもって飛び込んでみてはいかがでしょうか。

内弟子道場生 啓岳 成道

○佛心宗福厳寺 内弟子道場 詳細はコチラ https://uchideshi.fukugonji.com/

ABOUT ME
知哲(ちてつ)
福厳寺僧侶/寺町新聞編集長/ナーランダ出版社長。モチモチの大きな手からは想像できない、繊細なクリエイティブを得意とする。佛心宗福厳寺の僧侶であり、映像クリエイター。さらに、グラフィックデザイナーとしても佛心宗の各種取り組みに関わる。YouTubeチャンネル「大愚和尚の一問一答」では企画運営を担当。好物は大根の煮物。
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