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福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.4 ~数珠で広がる協力の輪~

2024 6/19
ピックアップ 寺町ニュース
2023年9月9日2024年6月19日

この記事では、福厳寺オリジナル数珠制作の過程や、制作にまつわるエピソード、プロジェクトメンバーの気づきなどを計6回に渡りご紹介していきます。

【前回までのあらすじ】
「善友との『絆の証』がほしい」という思いから始まったお数珠制作プロジェクトは、花まつり当日のアンケートとSNSで頂いたご希望によって、「木と石のミックス」「佛心宗(初転法輪)のマーク入り」のお珠数を制作することが決定。

プロジェクトは、次のステップ「協力店探し」へと駒を進め、京都にある数店舗と打ち合わせをすることに。

福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.1〜善友への想い〜
福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.2〜花まつりで咲いた善友の笑顔〜
福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.3 ~繋がるご縁~

「どのようなお珠数店や人との出会いがあり、また希望しているお数珠を作ることができるのか?」不安と期待が入り混じる中迎えた打ち合わせ初日。まさかの予期せぬ事態が待ち受けていました。

ドキドキハラハラの展開を、どうぞ最後までお楽しみください。

〈ここでお知らせ〉
私たちの想いが詰まった、佛心の輪が完成しました!
詳細はコチラのサイトをご覧ください。
https://nalandastore.net/products/busshinnowa

目次

いよいよ珠数店との打ち合わせ

初回の打ち合わせ当日。メンバー3名で数店舗のお珠数店にお伺いしました。確認するべき内容は、全部で18項目。中でも、重要な確認項目は以下の5つです。

  • 福厳寺に自生する桧(ひのき)を使用すること
  • 「木と石のミックス」「佛心宗 (初転法輪) のマーク入り」が作成可能か
  • 12月に行われる「あきば大祭」までに製品化が可能か
  • サンプル品を作って頂けるか
  • 原価がいくらになるか

これらを中心に、すべての項目を一つ一つ確認していきます。

まずは、店頭に並ぶ様々な珠数を拝見し、珠のサイズや、天然石についての説明を受け、思い浮かんだ質問や要望を次々と投げかけました。

またお数珠制作にあたり、達成すべきことの他に、私たちには実現したいことがありました。

  • 年齢性別を問わぬよう、珠サイズは小さめ・シンプルなデザインの、さりげなくお洒落なものであること
  • 親珠(おやだま:大きさが最も大きく、数珠の中心となる珠)に天然石を使用し、そこに佛心宗(初転法輪)のマークを彫ること
  • 男性用と女性用の2サイズを作ること
  • 天然石を、親珠と二天珠(にてんだま:大きさが最も小さく、主珠と主球の間にある2つの珠)の3つに入れたいこと

しかし、この私たちの希望によってまさかの問題がいくつも出てきてしまいました。

降りかかる様々な問題

一般的に、ブレスレット(略式)のお数珠は、上記の図の通り、「親珠」「主珠(おもだま)」「二天珠」によって構成されています。

しかし、この構成をベースとしてデザインを考えることで、私たちは大いに悩むことになりました。

●問題その1: 予算オーバーでデザインが白紙に!

当初のデザインでは、親珠と二天珠の3箇所に天然石を使用する予定でした。しかし、天然石を3つ使うことで、予算を大幅に上回ることが判明。また、天然石に佛心宗のマークを彫刻するのは、大変コストがかかることも分かりました。

早々に希望が叶えられない現実に突き当たりましたが、ここで考えを切り替えて、サイズが大きく、佛心宗のマークを施したい親珠は、天然石ではなく木材に変更。

しかし「石と木のミックス」デザインは一番人気のため、せめて一番小さいサイズの二天珠の2箇所だけは、天然石を使用することにしました。

●問題その2:希望の珠サイズが作れない!

今回の最たる希望は、「さりげなくお洒落に付けられる」こと。

よって、主珠のサイズは小さくしたい。わずかな違いですが、他のアクセサリーや腕時計と合わせても馴染むように、この点には大いにこだわりたかったのです。

しかし、木材として採用予定の桧は柔らかい材質のため、小さいサイズへの加工には適さないというのです。

一方で、福厳寺に自生する唯一の木材である桧を使用することも、外せない条件です。

主珠のサイズを大きくするしかないか……と悩んだその時、ふと福厳寺で長年保管されている欅(けやき)があることを思い出しました。欅は、福厳寺内建造物の余材として大切に長期保管してあったものです。

欅は材質が硬く、小さいサイズへの加工にも適しています。そこで、天然石の採用こそ諦めたものの、主珠よりサイズが大きく、彫刻を施したい親珠には桧を採用し、主珠には欅を使うことに。なんとか一件落着となりました。

●問題その3:佛心宗のマークが彫れない!

最大の難問は、親珠に佛心宗のマーク(初転法輪)を鮮明に彫ることでした。

問題の原因は、親珠のサイズにありました。主珠を小さくするため、おのずとやや小さめのサイズとなった親珠。しかし、その小さな範囲に、複雑な模様を鮮明に彫るのは、至難の技です。

とはいえ、佛心宗(初転法輪)のマークを入れることはアンケートでも支持率100%。皆様のご希望に応える意味でも必須条件です。

再び、大いに悩むこととなった私たち。しかしそこに、お数珠店の担当者様が素晴らしいご提案をしてくださったのです。

「一度、サンプル品として、大きめと小さめの親珠にマークを彫ってみましょう。仕上がりに納得がいかなければ、またデザインやサイズを考え直せばいいですし、もちろんお断りいただいても構いません」と。

こうして、担当者様のご厚意で、無償でサンプル品を作っていただけることとなりました。

ドキドキのサンプル確認

「大丈夫、大丈夫」と自らに言い聞かせながらも、サンプル品確認のため珠数店に伺う私たちの心は、正直不安でいっぱいでした。

しかしそこには、見事な彫刻が施されたお数珠が用意されていました。

初転法輪のマークがアクセントになり、大満足の出来栄え。彫刻もサイズも、一切妥協することなく希望を叶えられたのです。

私たちは思わず手を取り合い、心から喜び合いました。

そして、二天珠の2箇所で使用する天然石は、「茶水晶(ちゃすいしょう)を採用することも決定。男女や季節を問わない落ち着いた色と、石の持つ効果に感銘を受けたからです。

【茶水晶の効果とは】

  • 物事を達成に導く。「実行力」と「継続力」を高め、挫折・放棄・妥協を防ぐ。
  • 協力者を見つける。仲間と共に最高の成果を生み出し、個人の力で実現不可能な事に挑戦させてくれる。
  • 地に足をつける。自分自身を正面から見据え、自己形成や自立を促す。

これで全ての仕様が決定しました。さまざまな問題に見舞われ、一時はどうなるかと思いましたが、数珠店の担当者様のご厚意と、全員の知恵をフル活用することで、ようやくお数珠の完成像が見えてきました。

ゴールまであと一歩です。

編集後記

佛心宗のメールマガジンで、「大愚和尚がいつも落ち着いていられるのは、あらゆることを想定して、心の準備をしておくことで、トラブルもトラブルではなくなるからだ」というお話を読んだことがあります。

そのため、想定外のことが起こるかもしれないと、私たちも常に考慮してはいましたが、打ち合わせではまさに「想定外のこと」が起きました。

しかし、前向きに制作を進められたのはなぜか。

それは、全員が「どうすれば、この問題を少しでも良い方向に向かわせられるか」という姿勢であったこと。

そして何より、数珠店の担当者様が、私たちの想いに全力で寄り添って下さり、制作工房の方々が迅速に対応して下さったからです。

一人では切り開けない道も、周りの人の助けによって開けていくことを、現場でとくと学ばせて頂きました。

お数珠が、さまざまなご縁に支えられて形づくられていく過程を思うと、茶水晶の効果がすでに発揮されているように思えてなりません。

次回の記事もどうぞ楽しみにお待ちください。

次回の記事へ→【福厳寺オリジナル数珠・制作物語 vol.5〜想いの結集〜】

唐木貴子

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