MENU
  • ホーム
  • 寺町新聞について
  • 佛心宗 福厳寺
  • 寺町商店
  • お問い合わせ
生きるを照らす寺町新聞
寺町新聞
  • ホーム
  • 寺町新聞について
  • 佛心宗 福厳寺
  • 寺町商店
  • お問い合わせ
  • ホーム
  • 寺町新聞について
  • 佛心宗 福厳寺
  • 寺町商店
  • お問い合わせ
寺町新聞
  • ホーム
  • 寺町新聞について
  • 佛心宗 福厳寺
  • 寺町商店
  • お問い合わせ
  1. ホーム
  2. 寺町ニュース
  3. ピックアップ
  4. 書道 vol.4:最も上達する練習方法とは?

書道 vol.4:最も上達する練習方法とは?

2023 12/05
寺町ニュース ピックアップ 内弟子道場
2023年10月25日2023年12月5日
目次

本日の学び

「”直せない”って、これが書道の魅力ですよね。」

本日の学びは、「練習」です。

「本番」こそ、一番の「練習」

私の書道の先生は20代のころ、書の道を究めるために東京の大学に入学され、書道漬けの日々を過ごされていたそうです。

その後、お寺に嫁ぐことが決まり、先生の生活は一変しました。お寺には、毎日様々な人が、様々な理由で訪れます。その人たちを、区別することなく迎え入れるのは、それだけでもたくさんの時間と気配りが必要です。そのうえ、幼稚園を経営することになり、その運営にも奔走されていたそうです。当然、書にかけられる時間は少なくなりました。

しかし、先生の書は、お寺の生活の中で開花したといいます。なぜでしょうか。

それは、上達のために、本当に大切なのは、「本番があるかどうか」だから。

「お寺に来てから、筆を持つのはほとんど本番のときでした。」先生は、こうおっしゃいました。

御塔婆や御位牌といった、書き直すことのできない本番の書が、お寺では唐突に求められます。さらに、それらはご遺族の方々にとって、亡くなった家族そのものです。御塔婆を見て、御位牌に手を合わせて、亡くなった方を思い出します。そして、自身の生きる力に変えていきますから、刻まれた文字というのはただの墨の線ではなく、生と死をつなぎ、お互いを養いあうための道となります。

半紙を何枚束ねても比較することができない重みが、その一筆にかかっているということ。その事実と真剣に向き合うことで、先生の書は上達したのです。

さらに、書以外の寺務作業が、結果的に書に生きる事にもなったそうです。

「目の前に降りてきたことに、全力で対処していく」という心の在り方、身体の使い方が、やがて自分の書に現れてくるようになる。

つまり縁起によって、私が形成されるということです。お寺での生活が、あらたな先生の在り方を築き、新たな先生の書を築いたのです。

「縁起」という教え

上の動画では、師匠が「縁起」についてお話されています。この縁起を意識することが、より良い出会い、恋愛や結婚につながるということです。しかし、先生のご経験を伺うと、「自分の役割を果たすこと」は、恋愛に限らず、自分の目標や夢を実現させていくきっかけになるのだと分かります。

まとめ

上達の秘訣は、「本番を経験していくこと」と、「目の前の自分の役割を果たしていくこと」です。

前者は、一見矛盾しているようですが、人生を長い目で見たときに、一つ一つの本番が、成功失敗に関わらず、のちの成長につながっていくということです。

後者は、何か上手くなりたいと思い、練習しているときには、遠回りなように思えます。しかし、自分に関係ないと決めてしまうことで、そこから得られる学びや気づきを逃すことになります。その学びこそ、現状を突破し、次のステップに進むためのカギになることがあるのです。

私自身、練習と本番であれば、練習のほうが気が楽で、本番は怖いと思ってしまいます。しかし、その一時の恐怖を乗り越え、挑戦することの意味を、今回は痛感しました。

また、目の前のことから逃げずに役割を果たしていくというのも、やはり失敗の恐怖や不安を感じたり、面倒に思ったりする自分がいます。その自分の心の様子を観察しながら、目の前の学びを得ていきたいと思います。

先日はチェンソーで丸太を切るという経験をしましたが、「真上から見る」という感覚が、書道の時の姿勢と共通していると感じました。チェンソーの刃を、ブレずにまっすぐにあてられるようになった時、私の字も一本芯が通るようになるのではないかと想像しました。どこで、どうやって学びがつながっていくのかを楽しみながら、様々なことに取り組んでいきたいです。

本日もありがとうございました。

洞貫 善龍

寺町ニュース ピックアップ 内弟子道場
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
  • 「問い合わせ、何をどう伝えればいい?」~佛心ITサポート情報 vol.3~
  • 禅語マンガ「日日是好日!」〜DAY1:挨拶〜

この記事を書いた人

知哲(ちてつ)のアバター 知哲(ちてつ)

福厳寺僧侶/寺町新聞編集長/ナーランダ出版社長。モチモチの大きな手からは想像できない、繊細なクリエイティブを得意とする。佛心宗福厳寺の僧侶であり、映像クリエイター。さらに、グラフィックデザイナーとしても佛心宗の各種取り組みに関わる。YouTubeチャンネル「大愚和尚の一問一答」では企画運営を担当。好物は大根の煮物。

関連記事

  • 禅寺の朝にお粥をいただく理由
    2025年5月1日
  • 心に寄り添う、結びのしるし。ー「佛心の結」が生まれるまで
    2025年4月3日
  • 大愚和尚のワールドツアー決定!(2025年5月)
    2025年3月20日
  • 善き言葉の習慣が人生を変える
    2025年2月2日
  • 山内に吹いた新しい風(ちて通信 No.1)
    2024年11月12日
  • 「自分が変われば、新たな道が見えてくる」フリーランス歴25年超のライターが語る“確かなキャリアの築き方”
    2024年10月20日
  • ✨新刊✨「心が整うおみおくり」
    2024年10月9日
  • 「幸せに生きる49の処方箋」
    2024年9月26日

コメント

コメントする コメントをキャンセル

「寺町商店」の詳細はこちらをクリック↑
記事カテゴリー
  • The Message
  • ”ととのえ”の知恵
  • あきば大祭
  • お知らせ
  • ちて通信
  • アマゾンの侍
  • ピックアップ
  • 一問一答ものがたり
  • 三昧journey
  • 仏教探訪
  • 佛心ITサポート情報
  • 佛心の輪
  • 佛心僧学院
  • 佛心大祭
  • 佛心経営マンダラ
  • 内弟子道場
  • 大愚和尚
  • 大愚道場
  • 寺町の風
  • 寺町ニュース
  • 寺町行事
  • 念珠「佛心の輪」
  • 慈縁の会
  • 日々是好日
  • 母からの便り
  • 知恵の輪
  • 福厳寺のご縁日
  • 福厳寺会報「慈光」より
  • 逆境のエンジェル
  • 連載記事
毎月各地にて開催中。詳細はコチラ↑
リーダーのための、仏教経営・組織づくり
仏教を学び実践する寺子屋コミュニティー
オリジナル念珠「佛心の輪」誕生の物語を知ろう↑
〈福厳寺ご縁日〉の詳細はこちら
〈佛心テンプルステイ〉の詳細はこちら
〈ナーランダ・アカデミー〉の詳細はこちら
運営会社

株式会社ナーランダ出版

ナーランダ出版は「世界に知恵の花束を」をコーポレートメッセージに掲げ、仏教の智慧、日本人の「知恵/伝統の技/こころ」を世界に配信します。

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.
  • 寺町新聞について
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法に基づく表記
  • お問い合わせ

© 寺町新聞.

目次