佛心大祭

【花まつり2023】寺町新聞・振り返り対談

2023年4月29日、福厳寺にて毎年恒例の「花まつり」が行われ、今回初めて寺町新聞ブースを出展させていただきました。

今回、寺町新聞ブースの初代リーダーを担当した原田ゆきひろさんと、寺町編集室の副編集長を務める志保の振り返り対談を実施。

ブースの目玉である「瓦版:寺町新聞」と「寺町新聞アンケート」について、また当日の様子、来場者のお声などもご紹介しています。どうぞお楽しみください。

初代リーダー:原田ゆきひろさん
副編集長:志保

二つとない「瓦版」を

志保:おかげさまで、今年も花まつりを無事終えることができました。本当によく笑い、よく話し、よく動いた、あっという間の1日でした。

原田:はい。笑顔がぎゅっと詰まった濃い1日でしたよね。

志保:寺町新聞初のブース出展は、いかがでしたか?

原田:想定外のこともいろいろありましたが、善友のみなさんのおかげで、大成功のうちに終えることができました。

特に、参拝者の方に配布させていただいた「瓦版」は素晴らしい出来だったと自負しています。これは、寺町新聞の和田幸子さん(31&Co.)のイラストです。

志保:本物の瓦版のような作りと独特でおしゃれなイラスト、そして「僧侶の紹介」というのも珍しいですよね。読み物としてとても興味深い一枚でした。

原田:画期的な試みでしたね。僧侶の存在は、俗世間から離れているイメージが強いだけに、「開かれたお寺」という佛心宗らしい企画だったと思います。中には「おいくらですか?」と尋ねてくださった方までいらっしゃいました。

志保:それは嬉しいお言葉ですね。僧侶お一人お一人に役割があるということも知らない方が多かったのではないでしょうか?

原田:そうですよね。「時を知らせる」なんていう興味深い役職もありました。これをきっかけとして、一般の方にも僧侶を身近に感じてもらい、大愚和尚以外の僧侶にもご相談いただけるようになったら、また大変嬉しいです。

志保:この「瓦版」は、お祭りの時しか手に入りませんからね。ぜひみなさんもお祭りに足を運んで、手に取っていただけたらと思います。

「与える」〜大愚和尚の慈悲心に触れて〜

志保:原田さんには、花祭りのメイン行事である法要や大愚和尚の法話も取材していただきました。

原田:法要の中でも、「小さくても美しい寺町が作られますように」と今に即した誓願が唱えられ、法話でも大愚和尚は毎年違ったお話をされますよね。常に現状に合わせていらっしゃるから、私たちの心に響くのかもしれません。

志保:たしかに。同じことをただ繰り返すのではなく、大愚和尚は、その時その場にいらっしゃる皆さんが必要とされるであろうお話をされますよね。いつもトライされている印象があります。

「トライ」といえば、当日は天気予報に合わせて、急遽法話を15時から14時に前倒しをして、さらに雨を避けるために、場所も境内から本堂へ変更されました。これも初の試みだったようですね。

原田:大愚和尚はじめ、僧侶のみなさんが直前まで考え抜いての決断だったと伺いました。その見事な対応力には、大変驚かされました。さすがです。

志保:本堂にあれだけ多くの方が入られるのは、私も初めて見ました!改めて、本堂はたくさんの方を受け入れるためにある場所なのだ、と思い知りました。

また今回は、サプライズの「お菓子まき」もありましたね!「お菓子まき」は主に東海や北陸地方などで、結婚式などのお祝いごとの時に、幸せをお裾分けする意味で行われるものでなんですよね。

原田:はい。これには本当に驚きました。しかし、みなさんの笑顔がはじけとんだ、本当に楽しく嬉しいひと時でしたよね。

志保:喜び楽しんで、天に向かって手を伸ばす皆さんの後ろ姿。見ている私まで幸せな気分にさせてもらいました。

原田:まさに今回の大愚和尚の法話のテーマともいえる「与える」に触れた瞬間ですね。法話についても記事でまとめていますので、よろしければご覧ください。
※大愚和尚の法話記事は、こちらから。

寺町構想の種

志保:境内を見渡すと、いつも人気の万福庵、クレープ屋さん、フルーツの知旬さんなどのブースが並び、そして今回は三重県より、akaitori cookie&coffeeさんも初出店してくださいました。

原田:どのお店も大変好評で、売り切れる商品も多かったようですね。

志保:そのようでしたね!

そういえば、こんな話もありました…普段、akaitoriさんは三重県菰野町でカフェを営んでいらっしゃるのですが、当日朝のakaitoriさんのインスタグラムを見て、「今日小牧市で出店するの?それなら行けるわ!」と、急遽福厳寺に訪れてくださったお客様がいらしたとか。

原田:それは、ありがたいご縁。

志保:はい。ご縁というのはどこからどう生まれるかわかりませんよね。こういったご縁の一つ一つが、佛心宗の誓願である「寺町構想の種」となるのだと感じました。

また寺町新聞ブースでは、大愚和尚の書籍と、絵本「三人の笑う法師」もこの度新発売しました。

(左から、廣瀬知哲さん・天野瀬捺さん・梁川友世さん)

原田:作家の天野瀬捺(あまのせな)さんと、イラストレーターの梁川友世(やながわともよ)さんもご参拝くださり、お買い上げいただいた絵本にサインをしてくださいましたね。

志保:そのおかげもあり、たくさんの方に絵本をお届けすることができました。今やインターネットさえ繋がれば、簡単に買い物ができる時代ですが、作り手と受け手が、顔を合わせて言葉を交わすスタイルには、時代が変わっても変わらない温かさと安心感がありますね。

あらためて心に沁みました|参拝者のお声

志保:ここで、参拝者お二人のお声をご紹介します。

⚫︎⚫︎ 由心大観(ゆうしん・たいかん)さん ⚫︎⚫︎

花まつりは2度目ながら、前回はコロナ禍の最小規模だったこともあり、印象がまるで違いました。出店やブースの数もそうですが、法話の内容も別物でした。

以前に聞いたことがあるテーマのお話であっても、切り口が違っており、あらためて心に染みました

森の方には建設中の家屋をいくつか見かけました。テンプルステイ関連の建物でしょうか。始まったら、是非申し込みたいです!

⚫︎⚫︎ 女性Yさん ⚫︎⚫︎

今日はじめて福厳寺を訪れました。コロナの影響で仕事が減り、一時は落ち込みましたが、3年ほど前から見ていたYouTube一問一答の大愚和尚様のおかげで、今では感謝できるまでに回復しました。

私は、幼いころからわがままに育ってきてしまいました。でも、大愚和尚様のおかげで自分のわがままに気づくことができ、心に光が指したように思います。

ずっと距離のあった実の娘とも、念願だった「二人でお出かけ」が叶いました。それが今日の福厳寺だったのです。きっと私には必要な場所なのだと思います。大愚和尚様には、心から感謝をお伝えしたいです。

原田:みなさん、いろいろな思いを抱えて参拝してくださっているのですね。背景や思いは人それぞれですが、こうやってみなさんの心の声を聞かせていただけると、自然と力が湧いてきます。

さまざまな角度からアプローチを|アンケートより

志保:最後に、来場者のみなさんにご協力をいただいたアンケートについて教えてください。

原田:はい。みなさんがどのようなことを寺町新聞に求めてくださっているのかを調査しました。

記事でいうと、一番多くの方が興味を持たれているのは、やはり大愚和尚様のお話のようです。大愚和尚様の仏教を巡る旅の話、尊敬する僧侶、背中を押したことなど。

それ以外には、佛心宗の作務について、FMT整体での治療についても知りたいという方が多いようです。

志保:作務やからだのことなど、仏教の教えそのものに興味がある方も多いのですね。

原田:そうですね。大愚和尚関連の情報はもちろん増やしていきたいですが、それだけに終始せず、仏教という目線でさまざまな配信をしていきたいですね。

また他には、JR春日井駅から福厳寺の送迎バスが欲しい、出会いの場が欲しいというお声もありました。また佛心宗を学べるゲーム・絵本・漫画などもあったら嬉しいという声も多かったですね。

志保:なるほど。それは、福厳寺や仏教へのさまざまな角度からのアプローチを考えていく必要があるということですね。ぜひこのお答えを参考に、寺町新聞もブラッシュUPしていきたいです。

原田:本当ですね。面白い企画をどんどん考えていきたいです。皆さんのお声は、大変貴重でした。みなさま、ご協力くださりありがとうございました。

志保:次のお祭りは、12月2日のあきば大祭ですね。その日に向かって、またひた走りましょう。原田さん、本当にありがとうございました!

編集後記

花まつりは、お釈迦様の誕生を祝うお祭りです。

色鮮やかなお花があちらこちらに咲き、鳥がさえずり、生きとし生けるものすべての心が自然と踊る季節にお釈迦さまがお生まれになったことは、「いつでも笑みを」そんなお釈迦様からのメッセージのような気がしてなりません。

花まつりは、お釈迦様からのプレゼントデー。みなさん、一緒に笑って楽しんで、お祝いしましょう。

そして、

善友の笑顔を見たい
ともに「寺町構想の種」を育てていきたい

寺町新聞は、みなさんの願いを育て、叶えるチームとして、これからもさまざまな取り組みや情報を発信していきます。

今後とも「寺町新聞」をよろしくお願い致します。

志保

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