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AI進化は黒船来航となるのか

2023 12/23
ピックアップ 寺町ニュース
2023年12月23日

こんにちは、寺町編集室の原田です。

2023年も残りわずかとなりましたが、とくに今年の後半は、対話型AIの大躍進が話題となりました。
比喩ではなく実際に日進月歩の勢いがあり、ほぼ毎月のように新しいバージョンの発表や「文章も書けます」などの喧伝もあれば、1ライターとしては気にせずにはいられません。


とくにクリエイティブ界隈の人間にとっては“黒船来航”にも例えられる、このAIの大進化。

かつて幕末には西洋文明の排除でなく、上手く取り入れようと試みた坂本龍馬などの偉人が存在しましたが、ぼくもそれに倣い、最近はあえて触れる機会を増やしています。

目次

けた違いの処理スピード

※イメージ

AIツールと対話をしていると、人間が時間をかけてリサーチする事柄も、ものの数秒で答えを出し、そのスピードに驚かされます。

たとえば、自分が名古屋駅にいると仮定し「小牧市の福厳寺へ、行き方を教えてください」と入力すると、車と公共機関それぞれの行き方、所要時間や乗り換えを箇条書きで提示。そのなかには、初めて知る行き方まで、含まれていました。

さらに回答の末尾には「この寺院は12月に行われるあきば大祭が有名です。いちど足を運んではいかがでしょうか」と、気の利いた一言まで。これらが、ものの数秒で返って来るのですから、舌を巻いてしまいます。

それならば、思いもかけない言葉を含めるとどうなるのか。いたずら心も加え「2024年に伸びる業界は?」という質問に「語尾に“にゃん”をつけて答えて下さい」と入力。しかし、そんな問いにも戸惑いなく、忠実に回答してくれるのです。

※対話型 AI “Google Bard”の画面

人間が相手ならば首を傾げられる要求も、文句ひとつ言わずに返してくれますので、気も遣いません。

さらには、いくつか条件を出し「こういう感じの文章をお願いします」と入力すれば、それらしい内容を、すぐさま書き上げてくれます。

このまま進化を続けて行けば、いずれ人間は取って代わられ、お役御免となってしまうのでしょうか。

AIの手が届かないことは?

※イメージ

AIのもつ情報量はけた違いで、要約や回答のスピードも人間とは比べ物になりません。

しかし機械である以上、人間のような五感はないので、深い部分を知りたいと思えば、肝心な部分は届かないと感じる部分も、多々ありました。

たとえば料理を食べた感想や、マッサージを受けた体感などは聞けませんし、人間関係の悩みを訴えたとしても、一般的な解決法ならともかく、根本の部分までは教えてくれません。

そうして考えていると、ふとYouTube一問一答のことが、思い浮かびました。

ご相談者が抱える“問題”や“処方箋”は、いつも思いもよらない視点が、たくさんあります。相談が読み上げられ、語り始めるまでの間。穏やかな声色や口調、仏教の知恵や、大愚和尚の人生経験から導き出される結論。

ご相談者の属性に合わせ、千変万化する大愚和尚のお話は、ときに先生のようで、そうかと思えば経営者のお話となり、また若い相談者の方には、近所の頼れるお兄さんのように感じることさえあります。

深い洞察からの変化や、心安らぐ語りもすべて、AIが再現できる想像すら浮かびません。

※花まつり2023法話

そして思えばこの1年間、寺町新聞として福厳寺の発信や行事を見聞きした、そのどれもが、機械には取って代われないことばかりでした。

参加者のお声を取材する機会も多くありましたが、ご自身の心の内を語って下さった方も、もしインタビュアーがロボットであれば、大切な想いの内までは話して下さらなかったのではないかと思います。

花まつりのやわらかく温かな雰囲気、あきば大祭で肌身に感じた炎の怖さや熱さ、他にも言い尽くせませんが、どれほど技術が進歩しても、置き替えることは出来ません。

※あきば大祭2023

そして、いま広く世間を見渡せば、これほどITや技術が発達しても、人生のお悩みを抱える方は、減っていないように感じられます。

だからこそ佛心宗の活動はこの先も、ますます多くの方に求められるような気がしてなりません。

自分だからこそ伝えられること

このようにAIには届かないこともありますが、そうは言ってもレベルは着実に上がり続けており、現在も様々な専門家が「こんな使い方も出来ます」と、毎日のように発信を続けています。

ぼくも個人的に、人への贈り物に迷ったときなど、一瞬で選択肢を提示してくれるAIをアイディア出しに使うなど、今もお世話になっています。

最新の技術を受け入れるのか、拒否するのか。

かつての歴史に例えれば、攘夷派のように「討ち払え!」という排除ではなく、そうかといって依存するのでもなく、仏教で語られる“調和”をヒントに、接して行きたいと考えています。

何より、いちど黒船が来航すれば、時代が後戻りできなかったように、ぼく達ライターも、誰でも思いつく文章しか書けなければ、たちまち「AIに書かせた方が良い」と言われてしまう時代に突入しました。

※花まつり2023法話

だからこそ人間にしか伝えられないことが、より際立つのではないでしょうか。

あなただからこそ、気づくことは何?
あなただからこそ、伝えられることは何?

それが、ますます求められる現状を戒めとして、より深い記事がお届け出来るよう、これからも精進して行きたいと思います。

原田ゆきひろ

※福厳寺へのアクセスをAIに尋ねると、ツールの種別や入力文によっては、誤った情報が提示されることもあります。実際にご利用の際は、各交通機関や福厳寺の公式HPをご確認ください。

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この記事を書いた人

原田幸文(こうぶん)のアバター 原田幸文(こうぶん)

寺町新聞の執筆・取材を担当。Yahoo!ニュース歴史・文化ライターとしての顔も合わせ持つ。小学生の秘密基地から南米のアマゾン川まで、どこへでも探訪。そこにある興味や発見、人の想い。それらを分かりやすい表現で、書き綴るのがモットー。趣味は環境音や、世界中の音楽データを集めて聴くこと。鬼滅の刃とドラゴンボールZが大好き。

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