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若さとは、どこからやってくるのか

2023 11/27
寺町ニュース
2022年1月21日2023年11月27日

 毎年届く年賀状の中には、毎年、家族の写真がプリントしてあるものが少なくありません。
 時流に乗って、「そろそろ年賀状を辞めましょう」とも思いますが、やっぱり、顔の見える年賀状を頂くと、微笑ましく、心が楽しくなります。
 写真を通して、関わりのあった人々とのご縁を振り返りながら「子どもたち、大きくなったねえ」とか、「○○さん、ずいぶん歳をとられたなあ」などと、自分勝手な独り言をつぶやいたりして過ごす時間が、幸せだと感じるようになったのは、私もまた年齢を重ねたからなのでしょう。

 それにしても、いつまでも「若々しく見られたい」とは、古今東西、中・高齢者に共通する願望です。
 私は職業柄、さまざまな分野で、さまざまな人生を生きておられる方々にお会いしてきましたが、多様な方々との、長年のお付き合いを通じて思うことがあります。
 それは、「年のわりに若く見える人」と、「年のわりに老けて見える人」がいるということ。

 その違いは、一体どこから来るのでしょうか。花王スキンケア研究所が行った研究によれば、人が感じる若々しさを規定する印象は、

① 推定年齢
② イキイキ感
③ 清潔感

の3つに集約されるといいます。

 ①推定年齢は、「顔のシワやたるみ感」と関係し、②イキイキ感は「目力感」と関係し、③清潔感は、「透明感」と関係している。
 中でも若々しさに最も強く影響しているのは、②の「イキイキ感」だそうです。

 目力に現れる、イキイキ感は、「心のありよう」によって変わります。
 歳を重ねても若々しい人というのは、顔のシワやたるみの多少以上に、心が若く、ピチピチしているのです。
 また、若々しさには、「姿勢」も大きく関係していることを忘れてはなりません。 姿勢とは、「姿に勢い」と書きます。若々しい人というのは、単に形としての姿勢が良いというだけでなく、「若々しい心のありよう」によって、姿に勢いが出てくるのです。

 では、「若々しい心のありよう」は、どこからやってくるのでしょうか。それは、「誓願(せいがん)」からやってきます。 誓願とは、仏教の言葉で「必ず○○する」という誓いと「○○のようになりたい、ありたい」という願いのこと。
 なぜ誓願を持つことが、イキイキ感を生むのか。それは、私たちの頭(心)と身体が持つ、特性が関係しています。

 私たちの頭は、常に少し先の未来を想像します。けれども、私たちの身体は、「今、ここ」にしか生きられません。具体的な誓願を持つと、頭(心)がイキイキしてきます。
 明確な誓願を持つと、そこへ向けての取捨選択や、努力の方向性が明確になるため、身体がイキイキします。

 一方、頭(心)に誓願がない人は、「今、ここ(身体)」がぼんやりして、周囲に流されるままに生きることになります。
 誓願による未来への想像が、具体的になればなるほど、「今、ここ」ですべき選択や努力が、明確になります。
 誓願に向けて、ものごとの優先順位が明確になるため、自分の怠け心や、周囲の誘惑にも流されなくなるのです。

 日本には、お正月に、新年の抱負を紙にしたためる「書き初め」という慣習があります。書き初めとは、「誓願を明文化する」ことです。
 新年のはじめに、皆さまは、どのような誓願を持ち、したためられたでしょうか。
 「誓願など無い、思いつかない」という方はぜひ、

一、悪しきことをせず
二、善きことをなし
三、心を清らかに保つ

という仏の教えを、誓願となさってください。年を重ねれば、自然と肉体は衰えます。 けれども、心は、意識することで、死ぬまで育てることができます。
 「悪しきことをせず、善きことをなし、心を清らかに保つ」日々そう誓い、願い、唱えることによって、心身を若々しく、イキイキと保つことができるのです。
 令和4年、2022年。皆様の心願成就、健康無事を、お祈りしています。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。 合掌

 令和四年一月吉日
    佛心宗 福厳寺住職  大愚 元勝

(佛心宗福厳寺会報『慈光』2022年1月号より抜粋)

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この記事を書いた人

知哲(ちてつ)のアバター 知哲(ちてつ)

福厳寺僧侶/寺町新聞編集長/ナーランダ出版社長。モチモチの大きな手からは想像できない、繊細なクリエイティブを得意とする。佛心宗福厳寺の僧侶であり、映像クリエイター。さらに、グラフィックデザイナーとしても佛心宗の各種取り組みに関わる。YouTubeチャンネル「大愚和尚の一問一答」では企画運営を担当。好物は大根の煮物。

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