令和5年7月8日(土)、福厳寺の境内で「ご縁日」が開催されました。今回は、福厳寺のご縁日を開催に導いた、吟心英幸(ぎんしんえいこう)さんにお話を伺いました。
Q:ご縁日を立ち上げようと思った理由はなんでしょうか?
まず一つ目の理由は、仏縁によって多くの方がつながってほしいと思ったからです。福厳寺には大愚和尚の一問一答の視聴をきっかけに世界中から多くの方が集まってきています。
皆さん心清らかで、人生に対して謙虚で前向きな方ばかりで、こんな素敵な方々が、福厳寺で実際に出会い繋がることができれば、それは素晴らしいことだなと思いました。
そして、もう一つの理由として、お子さんを亡くされた方や、配偶者を亡くされた方、大切な方との別れを経験した方々が、数年に一回の年忌法要に限らず、毎月故人の供養ができる機会を作りたい。
そしてどなたでも参加できて、みんなで心を込めてお経を読み供養ができる、そんな「月まいり法要(読経会)」を開催したい。そのような思いが、ご縁日開催のきっかけとなりました。
実際に月まいり法要を始めてみて感じたことは、千手堂に納骨された、ご遺族のお参りの姿勢を見て、感銘を受ける方が多くいらっしゃるということです。
故人を想い、一心に手を合わせ祈る姿は、まるで観音様のようです。そのような方々が集まる法要に参加することで、感性が磨かれ、心が洗われていきます。これは、お寺でしかできないことです。
住職は常々、「人生の最大の富は、人に恵まれることだ」とおっしゃっています。私が福厳寺に来て、それを感じさせていただけているように、参拝者の皆さんにとっても、ご縁日が仏縁のきっかけになれば、こんな嬉しいことはありません。
ご縁日は、毎月第2土曜日の10時から開催され、月まいり法要(読経会)の他にも、坐禅会、写仏・写経会、お墓のよろず相談会が催されています。
また、心もお腹も満たしてくれる飲食や、体に優しいオーガニック野菜、特製フルーツジュースの販売など、ご縁を繋ぐ「マルシェ」も同時開催されていますので、ぜひ福厳寺にお出かけください。