一問一答ものがたり

自分のせいで、子どもが不幸になって欲しくない

私に刺さった一問一答のテーマ、今回ご紹介するのは「大愚式子育ての3ルール」です。

子育てをする多くの親は、日々迷いながら試行錯誤を繰り返しているのではないでしょうか。「子育てには悩みがつきもの」といってもいいかもしれません。

筆者も、その親の一人です。今や生活に欠かせないインターネット上においても、星の数ほどの子育てのノウハウが出回っており、知れば知るほど悩みは深まります。

しかし、大愚和尚が子育てにおいて大切にしていることは、とてもシンプルかつ具体的。悩んでいるあなたにもぜひご覧いただきたく、こちらの動画をご紹介します。

ご相談者のお悩み

ご相談者はペンネームくららさん。子育てをしている女性のお悩みです。

くららさんは「息子に幸せな人生を歩んでほしい」と強く願っています。しかし自身がいじめを受けてきた経験から、「いじめが原因で子どもが自殺をした」というニュースを聞くたびに、恐ろしくて途方に暮れてしまうそうです。

くららさんは今も人間関係で悩むことが多く、周りに溶け込めず、「こんな自分のせいで息子がいじめられて、幸せになれなかったら申し訳なくて仕方がない」と不安を抱えています。

「息子が夢や希望を持てる生き方が出来るように、私が具体的に出来ることは何でしょうか」と大愚和尚に問います。

大愚和尚の教え

仏教に 『一華五葉(いっけいごよう)を開く』という言葉があります。達磨大師が 慧可(えか)というお坊さんに伝えた教えの一つだと言われています。

一華五葉を開くというのは 、一つの花がその葉を開いてそして実を実らせていく、という命の有様をそのまま述べた言葉です。どのような花であっても、その命の摂理に従って自分の力で葉を開いて実をつけ、たくましく生き抜いていく力を持っています。

すなわち「あなたが持っているあなたの花を咲かせなさい。あなたの力をしっかりと発揮させなさい」ということです。

くららさんの問題は、いじめられた人生を歩んできたご自身と、息子さんを重ね合わせて考えていることです。

母親は子どもと一体のような感覚になりやすいものであり、またそうでなければ子育てが出来ないのも事実です。

けれども、くららさんは息子さんを「自分が望んでできた所有物」として考えている。相談のお手紙からはそのお考えが色濃く感じられますが、これは危険なことです。

子どもが欲しいと思って自分が子どもを産んだとしても、その命は自分の所有物ではありません。これを勘違いすると、自分の背負っている不幸で子供を不幸にさせてしまいます。

ご自身と息子さんは、全く違う「命」なのです。まずそこを認識しなくては、責任感という名の縛りによって、その子の持って生まれた花の輝きを潰す可能性もあるのです。

大愚和尚は処方箋として、「子どもがいかにしていじめられないか、を考えるのではなく、いかにして幸せになるかを考えてほしい」と伝えています。同時に、どうしたら息子さんが幸せになれるかという具体的な3つのポイントを解説しています。

とてもシンプルかつ誰にとっても大切な3つのポイントです。続きは動画をご覧ください。(下の画像をクリックしてください。)

一問一答が私に刺さった理由

子どもがいると、無意識に自分よりも子どものことを優先してしまい、結果として「この子は私がいなくてはダメだ」と思い込んでしまいます。その思い込みが子どもを苦しめているのかもしれません。

動画を見てそのことに気づき、子育てを通して自分の人生について学ばせていただいていること、人生という「自分の道」を生きる大切さを教えていただきました。

山田かよ

最新の投稿

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です