大愚和尚の新刊『お金と宗教の歴史』

真実を知りたければお金の流れを追え!
2025年6月25日、東洋経済新報社より、大愚和尚の今月2冊目となる新刊が発売されました!
本書は、大愚和尚が毎年4月に開講するオンライン講座「佛心僧学院」の中の「歴史佛心学」の講義をもとに、「お金」を切り口としてまとめた一冊です。
2500年以上前にお釈迦さまが生まれた時代から今日に至るまで、私たちはなぜ同じような過ちを繰り返すのか。なぜ戦争は終わらず、21世紀になっても世界平和が訪れないのか。その答えを探る鍵は、「お金の流れ」にあると大愚和尚は説きます。
歴史というのは言うなれば、「勝者の歴史」です。(中略)真実を知るためには、お金の流れを追うしかありません。なぜならお金の流れは嘘をつかないからです。そしてそれは、現在の歴史においても変わりません。〜はじめにより
仏教は「少欲知足(しょうよくちそく)」。
欲を抑え、足るを知ることの大切さを私たちに教えてくれます。
しかし現代社会において、多くの人々が深く信仰している“宗教”とも言えるものがあります。それは「お金教」です。
お金はたしかに、現代を生きる私たちにとって必要不可欠なものです。けれども、なぜここまでお金に心を奪われてしまうのか。なぜ人は、お金をめぐって争い、傷つき、時に命さえ失うのか。
この本は、そんな問いに静かに、そして鋭く光を当てていきます。
歴史の裏側を見つめ直し、今をどう生きるかを考える一冊。
ぜひ、多くの方に手に取っていただきたい新刊です。

本書の内容
はじめに─お金の流れを追うと 「真実」 が見える
序章 人は太陽、火、そしてお金を崇めた
第1部 宗教とお金の誕生
第1章 宗教とお金、どちらが先に生まれたのか
第2章 農耕が富を生み、そこからさらに争いと宗教が生まれた
第3章 八百万の神の中でも、なぜ太陽神は特別だったのか
第2部 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教
第4章 キリスト教もイスラム教も、ユダヤ教と税金が生んだ
第5章 教会税が大航海時代を導き、教会の堕落が宗教改革につながる
第6章 徴税の成功がもたらした産業革命 失敗がもたらしたフランス革命
第7章 なぜ戦争は起こるのか。世界大戦とその後の世界
第3部 仏教の誕生と広がり
第8章 僧は「生産活動をしない」「支えられる」ことが仏教の前提
第9章 インドで生まれ、インドではいったん滅んだ仏教
第10章 アジアの仏教史①-- 南伝仏教と北伝仏教
第11章 アジアの仏教史②--大乗仏教は中国、朝鮮、台湾、そして日本へ
第4部 日本の仏教
第12章 学問としての仏教から、支配者・統治者のための仏教へ
第13章 「偉い人のため」から「民衆のため」の仏教へ
第14章 葬式仏教に至った江戸時代、「お金教」に絡め取られた明治時代
終章 争いの終わらない世界を生きる
おわりに
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