こんにちは。このごろは東京も一時期の猛暑が少し落ちつき、夏が終わりに近づいている雰囲気を感じます。
最近は道端に転がっているセミも、よく見かけるようになりました。
「もう寿命かな」などと思ってのぞき込むと、とつぜんジ、ジジジッ!と勢いよく飛び立ち、驚かされてしまうことがありますが、何人かの仲間内ではこの現象を、“セミファイナル”と呼んでいます、、、。
原田が選ぶ、おススメ寺院(東京)
さて、もうすぐ秋の季節になれば、1年の中でも最もお出かけしやすいシーズンになります。
日本全国にはいろいろな観光地がありますが、個人的には神社仏閣めぐりがおススメです。
もし東京周辺の方であれば、イチオシは調布市の深大寺(じんだいじ)です。
お寺も素晴らしいのですが、周辺に広がる寺町の風情に、心が洗われる場所です。
近くに道路こそ通っていますが、それ以外には近代的なたてものが少なく、自然に囲まれています。
昔ながらの和風のお店が並び、通りを歩けばおせんべいを焼く匂いや、おまんじゅうを蒸かす湯気の香りが漂います。
水路には透き通ったきれいな水が流れ、虫取り網をもった小学生が駆け回っているなど、この周辺だけ時代の流れが違っているかの様です。
何店も並ぶ深大寺そばの食べ比べもできますし、すぐ隣には広大な植物園もあり、ゆっくりと1日単位で過ごすことができるのも、魅力です。
五感で味わう、日本の聖地
この深大寺はそれなりにメジャーなエリアですが、たとえ有名ではなくても素晴らしい神社仏閣が、日本には多数あります。
そういう場所に出会ったときには、大勢が知らないとっておきスポットを見つけた気分で、たいへん嬉しくなります。
寺社の境内はうつくしい自然のある場所が多く、秋の季節はいっそう五感で味わえる風情が増します。
紅葉も良いですが、たとえば苔むした石畳や、さまざまな仏像が並ぶ風景も、味わい深いものがあります。
僧侶や巫女さんがホウキで、境内の落ち葉を掃除する姿は、見ているこちらも清らかな気持ちになります。
森から聞こえる鳥のさえずりに、本殿から聞こえる読経や祝詞(のりと)の声。
古くからの木造のたてものや、お香の匂いにも心が安らぎます。
神社仏閣は大抵どこの地域にもありますが、寺社めぐりが面白くなると、全国どこに行っても楽しめるので、たいへんお得な趣味と言えるかも知れません。
これから秋の行楽シーズンには、ぜひお近くのお寺や神社に足を運んでみてはいかがでしょうか。